kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

パン焼き2

薪ストーブのパンを焼きを続けている。いろいろやっているが、どうもかんたんが一番だなと感じつつ。我が家のオーブンレンジでは多分火力?カロリーが足りないので、パン焼きは寒い時期限定の年中行事になりそう。

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強力粉 330g

塩 6g

イースト 2g

きび砂糖 小さじ1(適当)

ぬるま湯 260g

 

1、朝、蓋つきの深いバッドに材料を全部入れてまぜる。

2、30分おきとかに2〜3回まぜて、廊下(多分2〜10℃)に夜まで放置。

3、寝る前に打ち粉をつけて半分にしてガス抜き、三つ折りに畳んで細長い生地を端から丸める。2つ並べて型に入れる。蓋して廊下に放置。

4、翌日室内に入れて、適当に霧吹きなどしたりして発酵を調節する。昼前、薪ストーブの温度計が150℃をぎりぎり切って、熾が少し残っているくらいの時に15分焼いて、手前と奥を入れ替えてさらに10〜15分焼く。

5、ストーブから出して、型をコンコン落として型から出し、クーラーの上で冷まして完成。

ーーー

その他にはキッシュを久々に焼いたりしてみたが、チーズ大好きな子でもどうやら高カロリー?味の問題?毎朝キッシュが出てくるのは嬉しくないらしく、何度も焼いて良いのは結局パンだけになった。

確定申告も無事終わり、まだしばらく冬ごもりの日々が続くけれど、庭の梅の花もほころび始めたし、ニラも新芽をニョキッと出している。ぼちぼち春に向けて動き出しておきたい。

パン焼き

前シーズンに買って、いまいち使いこなせないままだった1.5斤角食パン型で、やっと食パンが焼けた。理想は開田高原のタビタのパン。塩と酵母と粉と水でできているらしく、焼くとカリッと香ばしくて、甘すぎたりしなくて、胃に軽い感じ。

 

とりあえず、今の所のレシピ。

 

強力粉 330g

全粒粉   30g

塩 6g

イースト 4g

きび砂糖 小さじ1

ぬるま湯 235g

油 15g

 

1、ぬるま湯、砂糖、イーストを混ぜておく。

2、残りの粉類をボールに入れ混ぜて、1、加えて混ぜる。

3、ある程度まとまったら、油を入れ、混ぜる→ 一次発酵(1時間くらい) 約1.5倍に膨らむ

4、ガスを抜いて、まとめ直し、30分おく。

5、3等分して、ガスを抜きつつ丸め直し、15分おく。

6、四角く伸ばして、3つ折りにして、再度伸ばして広げて端から巻いて円筒形に成形。

7、3つの生地を、巻きの向きを揃えて型に並べて最終発酵(冷蔵or涼しいところ)一晩

8、薪ストーブの温度計が、175度位で熾がほどほどの時に、下に鉄板入れて、25〜30分焼く。(20分の時に、上下を反転させて、様子を見るとよい。)

 

ーーー

あとは、粉の種類や、今は米油や菜種油にしている油脂の種類などで、好みができるか試すかな。そうこうしているうちに薪ストーブのオフシーズンになったら、我が家のパン焼きは終わる。あと何回つくれるかなー。

パン以外にも、今年は薪ストーブの余熱で、焼きプリンやマロンタルト、チーズケーキなど、いろいろ焼いた。暖冬のおかげとも言える。まだこの地では雪を見ていない。このまま春になるのかしら。



 

日々

冬休みボケになりつつも、いつも通りですごしているうちになんとか毎日元気に過ごせています。うっかりして小正月の豆餅を注文し忘れて、17日に木曽に取りに行ったりしてました。いろいろ変わるけれど、豆餅の変わらない美味しさがありがたい。

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制作もそろそろと。年末に大きめのモビールばかりつくっていた時に、太めの真鍮棒をひねったり曲げたりでどうやら親指の関節を痛めたらしく、何をしても痛いので、久々に注文の入っていた叩く系のお仕事を進めていました。おかげで痛みも引いて、そろそろモビールもつくりたい感じです。

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どちらも、お客様からの直接の注文で、豆角皿はお茶の先生で生徒さんとおまとめしての追加でした。そしてスプーン類は愛用していた方が、ベルリンのお店をオープンされるのでお店で使いたいというリクエスト。コツコツ楽しくつくらせていただきました。

f:id:kane_hen:20200120133212j:plain久々にcafe500に行ったり。

昨年末の時点では今年2020は展示の予定は無かったので、細々お納めするところもあるので、それはそれでがんばろー、と気楽にかんがえていたのですが、新年から、新しいお話もちらほら頂いて、いろいろ楽しみが増えてきました。忙しすぎない程度に、いろいろ試みたいと思います。

 

近況 年末年始

あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします。

ここ数年、クリスマスから年末年始となにやらバタバタで、それに加えて今年は冬休みの間に娘と東京に行こう!と、計画したので、さらにバタバタと日々が過ぎ、気がついたら、もう1月も後半ですが、そんな年末年始を振り返りつつ。

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クリスマス。チキン、ダッチオーブンに入りきらず、蓋の部分が焦げた。あとはポタージュスープ、チーズやサーモンのカナッペ、ローストビーフサラダなど、3人なのにちょっと頑張り過ぎた。チキンの付け合わせのグリル野菜はグラタンの具になったり、チキンの骨は恒例のラーメンのスープになり、全部食べ終わるのにだいぶかかった。ケーキスポンジ、手泡立てで共立てでやってみた。別立てよりはマシな出来栄えだが、まだまだ改良の余地あり。

お年取りは両親のところで、3が日は近くの親類にご挨拶と遠くの義実家にて親類集合。

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縮小気味のおせち料理、とはいえ、くりきんとん、あずき、煮豚、スモーク類はつくった。娘、おせちなどなどだんだん作る方にも興味がでたようす。来年はぜひ戦力になってほしい。

f:id:kane_hen:20200103110249j:plain祖母の出張により新年のお稽古

で、東京行くべ!と娘と高速バスに乗る。

f:id:kane_hen:20200105103043j:plain諏訪湖 今年は雪少ない。

学生時代まで横浜、大学は上野ということを子供には説明してあったのだけど、バスタ新宿でJR新宿駅に移動中、あまりの人の多さに「おかーさんの知り合いに会うのではないか?」と、言ってきた娘。さすがに会いませんでしたね。

f:id:kane_hen:20200105181650j:plainとしまえん

で、まずは一つ違いの娘のいるノラヤのお家へ、そこからとしまえんでナイトイルミネーションをたのしむ。年に一度会うか会わないかだけど、遠くにも友達がいるのは良い。またどこかで遊ぼう。

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翌日は晴天の江ノ島ー鎌倉の旅。高校予備校時代を過ごしたあたりをうろうろ。姪っ子も一緒に、大船駅からモノレールに乗って、江ノ島へ船にも乗って海ぎわを楽しみ、初詣。カフェでパンケーキ食べ、江ノ島タワー?にも登って、江ノ電で鎌倉に移動、八幡宮も一応お参りして、JRで大船まで戻り、地元に無い無印や成城石井やカルディで買い物して駅ビルでご飯食べて、通学で使っていたバスに乗って帰った。変わっているところもあり、変わらないところもあり。とにかく暑いくらいに天気がよかったので、江ノ島楽しかった。

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翌日は上野。動物園にはじめて並んで入った。アドベンチャーワールドに行って以来、やっぱりパンダはかわいいなと素直に思える。

その後、関東住みのいとこと合流してちょことだけ出身研究室に行く。卒業後にも何度か行ったことあるけれど、建物が変わってからは多分初。唯一S先輩が顔見知りでいらっしゃったので不審者扱いされず、ほっとする。ぐるっと、鍛金の工房を案内してもらい(お名前も聞かなかったが、案内してくれた方ありがとう)美術館のレストランでランチして、保科先生の退官展を拝見して、時間切れ、新幹線でビューっと帰路。

子供は小学3年生になった。地方で暮らすことは幼少期はそこまで格差を感じないが、小学校高学年を目前にして教育格差を感じずにはいられない。関東で学生時代を暮らした自分は、地方の選択肢の少なさに愕然とする。私はいわゆる学業がしっかりできるタイプではなかったし、だいぶぼんやりして育ったと思う。それでも、自分が大人になっても続けたい仕事を学ぶ機会があったのは、様々な選択肢から環境と機会が巡ってきたからだと思う。

すべての人に機会は均等では無いし、早く決断した者が優遇される。それは事実。親として、子供に何を伝えられるかと考え、問う新年だった。それはそれとして、改めて関東の人の多さとそこに住む人の不思議を、無印もカルディも成城石井も無い田舎で感じます。あったら嬉しいけど、無ければ無いでなんとかなるのよね。

近況 おもうこと

個展からNZへの展示、そして怒涛の年末の納品ラッシュ(と、言っても3ヶ所だけだけど)がほぼ終わり、いろいろあったので忘れないように、このブログの本来の使い方としての備忘録。

ーーー

工房として理科室を使わしていただいていた、旧大桑小。11月20日に行って見ると、ちょうど理科室を壊しているところだった。今まで校舎に隠れて見えなかった山並みが青空に映える。ここは木曽谷で貴重な平地かつ安全な土地、今隣の地区の川沿いにある役場が新設されるそうです。

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すっかり寒くなったので薪ストーブの時期。焼き芋焼いたり、タルトタタンを焼いたり、干しリンゴ、柚子ジャム、皮から手作り餃子、薪ストーブでピザ、などなど時間や手間やちょっとした気を使う、日々のおまけのおやつなど、何故か片付けよりも優先してしまう。どこまで行ってもつくることが癒しなのか、自分。

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こちらはNZに行ったモビール

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それから、名古屋の千葉工作所さんに会いに行った。今淵先輩の教え子さんにも当たるということで、わー、世間狭い!となりつつも、いろいろ教えてもらったり。次回は作業服で行こうと、誓う。

f:id:kane_hen:20191204140430j:plainザ、町工場でかっこよい看板。

こちらは、最近アナログライフ(名古屋)にお納めしたモビール。水平を表すのでホライゾンシリーズ、と、呼ぶ事にした。オンラインにお披露目はもう少し先になると思う。いつもは郵送しているのだけど、近所の千葉工作所さんにも行くし、と名古屋の事務所に持参して久々じっくりとお話もできた。それぞれの立ち位置で、視点で、できる事、やりたいことをやる、その多様性を喜びたい。

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2017年の7月にInstagramを使いはじめて、個展前からぼちぼち積極的にわーっと、いつの間にかブログよりも更新頻度が上がっている。アクションが見えるのは確かに励みになる。写真を撮って、加工して、文章を打つのは全部一つのパッドで済む。すごく便利で感動的ですらある。

WWW黎明期、カメラで写真を取り、下手したらフィルムを読み込むところからやる時すらあった。フォトショップ立ち上げ、レタッチ必要ならやって、形式選択してサイズと解像度と容量を確認しながら保存して、HTML書いてオフラインで確認して、アップするソフト立ち上げて、ファイル送って、WinとMacでレイアウト崩れてないか確認していた時代が懐かしいです。年をとる楽しさよ。

と、そんな風に時代を懐かしむアラフィフですが、便利なことはそれはそれで良いけれど、日々生きることはめんどくさいことが山積みで、ルンバやアレクサや食洗機やいろいろが手助けしてくれたとしても、VR異世界に行ったかのように過ごせたとしても、日々、手が感じ、目が喜ぶ心地よさ、暖かい布団にくるまって寝る、薪ストーブの炎を眺めながら、モビールのパーツとかつくることが幸せだなぁと思う今日この頃です。

みなさん良いお年を。

 

オークランド

ニュージラント、オークランドにある An Astute Assemblyでの展示が始まっています。オンラインショップKanehen | An Astute Assembly - aaaselectでも品物をみることができるようになりました。

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季節は春のニュージーランド、少し前に帰国した黒元さんにお話を伺いました。オークランドではゆっくりとモノが動いてゆくのだそうです。初日に並んで求めるアジア系の買い物熱とは対照的かと。それぞれの環境には訳があるのでしょうし、物理的な人口の問題もあるかもとのことです。

時間をかけて何度もギャラリーに訪れたりしながら、ゆったりと選ばれているとのこと、楽しんでいただけてるようでありがたいです。野菜であれば、地産地消が望ましいのですが、モビールはどこまで遠いところへ行くのやら。これからも良い出会いがありますように。

展示終わりました。そして始まります。

展示が終わりました。

会期中、様々な場所から多くのお客様にお越しいただきありがとうございました。会期が終わり、たくさんのモビールたちがいろいろな所に置かれているのを想像しています。

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こうしてまとめて展示の形で発表するのは近年はほぼ年に1回。やっぱりこういう機会はほんとうに貴重で、今回もたくさんの課題と新たな目標をいただきました

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そして、GALLERY crossingのつながりで、ニュージーランドオークランドというところで、グループ展が始まります。

以下、https://www.instagram.com/gallery_crossing/ より引用

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GALLERY crossing Exhibition in New Zealand.
ニュージーランドでの展覧会のご案内

11/14〜より、ニュージーランドオークランドにあるAn Astute Assembly にて、日本の工芸作家作品をご紹介する企画展が開催されます。AAAは2人の日本人女性 Yuka O'Shannessy と Yoko Shimoyamaが運営する、ニュージーランド・日本の作家作品やファッションが並ぶ空間です。この企画展のため、AAAのお二人とは随分前からディスカッションを重ね、実現の運びとなりました。Yuka と Yokoはそれぞれのアパレルブランドを持ちながら、ショップではまだ知名度のない日本人作家をNZに紹介し、逆にNZのアーティストを日本に紹介するという新しいチャレンジをする魅力的な女性です。

今回の展示では、それぞれの作家作品がNZの方々にどのように受け入れられるのかとても楽しみです。AAAのセンスでディスプレイされる作品は、日本で見るのとはまた違った魅力を引出されるのではとワクワクしています。

また、今回は 林志保、鮫島陽、紗里の3人の作家が一緒にオークランドに滞在・在廊します。11/14 18:00-20:00にはオープニングレセプションも開催されます。AAAの素晴らしいお2人と作家たちに会いに、オークランドにお住まいの皆様もぜひ遊びにいらしてください。

会期中は沙里 @sari_kahoritotomoni によるワークショップも開催されます。イベント詳細は @an_astute_assembly にてご確認ください。

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また、こちらは数量は少ないですが、12月20〜22日宮城の陶芸家市岡泰さんのホームギャラリーでのグループ展にも少しモビールを送る予定です。

色々なところで、良い出会いがありますように。