kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

菜花とか

1日遅れでギャラリーに発送。卓上は予定数つくれたけど、吊るしは最低限の最低数しか送ってない。定番にした10点も本当は17点くらいが目標だった。これから、定番の色違いをなるべく早くつくって追加で送る。

なので、まだ締め切り前とも言えるのだけど、昨日荷物を発送して一晩寝て起きたら上半身が筋肉痛。大したことしてないのに、謎である。そして、天気は下降気味なのでほんのり頭痛がするけれど、気分晴れ晴れ、まだ締め切りあるけど。こういうの、わかりやすいストレス、負荷なんだろうなぁと思うけれど、これを私にとって普通にするのが、たぶん一生の課題。

詰め込みすぎない、頑張りすぎない、結局は適度な分量の仕事を受けつくる。日々の生活を楽しんでとは思うけど、この2週間ほどは料理に使う時間も控えめ、掃除もほったらかし、机の周りはカオス。結局その分あとから片付けるのでロスもあるだろうし、とつとつと毎日やってゆくべきなんだろうと思うけど、家のこと。

昨日は発送してスーパーに寄って帰ってきて、まずコールスローを作った。キャベツをざくざく刻んで、人参も刻んで塩をなじませて、粒マスタードとレモン汁と塩胡椒とマヨネーズで和えた。キャベツってざくざく切るのがこんなに楽しかったか?というくらい楽しく、人参を薄くスライスして、斜めに重ねてスイスイと細切りにして楽しかった。ああ、楽しい家事が。

そのまま、夕飯には白菜と大根を刻んで味噌汁の具にして、冷凍して味つけてあった鰤を焼いて、白だしで茶碗蒸しつくって、菜花と新玉ねぎのにんにく炒めをつくった。春の息吹を感じた。

まだ全部読めていないけれど、「料理と利他」土井善晴、中島岳志著を読み中。

〜〜〜アマゾンの書籍紹介より転載

「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。

コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。

ベストセラー『一汁一菜でよいという提案』等の著書や料理番組で活躍する料理研究家土井善晴と、『中村屋のボーズ』等の著書がある政治学者であり、最近は「利他」を主要なテーマの一つに研究をしている中島岳志
異色の組み合わせの二人が、家庭料理、民藝、地球環境、直観、自然に沿うこと…等々、縦横無尽に語らい、ステイホーム期間に圧倒的支持を受けたオンライン対談「一汁一菜と利他」を、ライブの興奮そのままに完全再現!

あとすこし

あと数日で発送締め切りと言うところで、まだ何点になるかわからない。とりあえず、午前中はまだ悪あがきで思いついたモビールを形にして、午後はできた卓上モビールの箱を作っている。

卓上モビールのかたがついたら、少し前からつくっている定番の吊るしモビールをつくって、一部は黒染めの作業がある。黒染め、失敗しないと良いなぁ。

発送の締め切り前になると、避けられない雑事が増える。まずパーツに刻印入れて、ワックスかけたり。作品のサイズを測ってナンバリングして、納品書を作ったり、箱を作ったり、箱の絵を描いたりもする。まだDMもほとんど送ることができていない。小人さんが欲しいなぁ、このまま忙しさが続くなら真剣に考えるべき時期かもしれない。

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新型コロナ第三波とか、いろいろあるけどあとすこしつくります。

1月中、あまりに時間が取れないので、犬は平日の4泊5日は犬の寄宿舎のようなところに預けています。週末帰ってくるたびにムキムキになり、体重は10kgを超えて、また一回り大きくなって大人びてきたシュヴァルツです。犬同士でいることがとても嬉しいらしく、犬仕草に強化が入って、ますますヤンチャになっています。が、来月には去勢もあるし、私の忙しいピークもひと段落、しっかり向き合って行きたいと今から犬三昧を楽しみにしつつ、今はモビール三昧のラストスパートです。

年末年始

今日から子供も学校へゆき、お正月終了です。今年は個展前ということで、土日の延長で年末年始の家仕事は夫担当、私はアシスタント的にお手伝いさせてもらいました。感謝を込めて、記録しておく。

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2日目のおせち。左のお重:スモーク鶏ハムとスモークチーズは自家製、かまぼこ伊達巻は既製品、スペアリブ煮込は夫作、ローストビーフは私。右のお重:数の子は既製品、筑前煮と黒豆とたつくりとごまなますは母、レンコン煮はチズちゃんから、酢蓮根は夫、手綱こんにゃくは私。雑煮は鳥と小松菜とかまぼこで夫作。

まぁ年末にビーフシチューやカボチャプリンも作り置きしといたし、餅もたくさんあったし、夫氏はいそいそとカニを注文してカニ鍋も美味しかったし、おかげで集中して仕事ができました。
毎年の夫氏の忘年会や義実家への帰省や親戚への挨拶回りや初詣も一切無しで、ずーっと私は家、夫と子供はちょこちょこスキーやら、東美濃の山城トレジャーハンティングやらに出かけていましたが、こういうお正月もたまには良いなと思ったりしました。

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年末に今年初めて5cmほど積もった雪に大興奮しているシュヴァルツ(ぐるぐるまわった軌跡は彼の足跡だけです)



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個展のおしらせ。

 

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kanehen mobile 2021.1.30-2.13 11:00_18:00  *4(木).10(水)close

丸や植物の葉のような形をした真鍮が柔らかく光りながらゆっくりと動くKanehenのモビール

真鍮を使い、その重なり合う造形のバランス、重さを感じながら組み立てる。

風の動き、光の様子を映し出し、静と動を行ったり来たり。

ご自宅の吹き抜け、リビングに吊るしたり、玄関やお気に入りの本棚の一角に置くのもいいだろう。

浮遊感ある存在、動きを伴ったアートは、見ているだけで癒しにも似た穏やかな気持ちになります。

 

今展では通常の横長のモビールの他に、縦長のもの、

軽やかでモダンな印象のガラスベースの卓上モビール

新作の真鍮を黒染めした透け感のある黒バージョンも加わりバリエーション豊かに

Kanehen作品をお楽しみ頂けます。

年が明け、「新」たな気持ちでKanehenの静かに重なるモビールを迎え入れて頂ければと思います。

                                 ーーーーSIEBENより 

SIEBEN 〒151-0062 東京都渋谷区元代々木町10-6 1F|2F 
​TEL 03.6416.8236  MAIL info@type-seven.com

 

と、言うことでモビールメインの展示、初の東京になります。(むかーしインスタ系謎展示は都内であったけど)関東での問い合わせもいただく中、なかなか実物を見て選んでいただくことができなかったので、いろいろ難しい時期ですが、ご覧いただければと思ってつくっています。1月末なので、その時どうなっているのかわかりませんが、会期後にはオンラインでの販売もあるようです。

つくることであらたに見えてくる景色を今は楽しんでいます。

では、みなさん良いお年を。

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追伸:少し前にお納めしていた、名古屋のアナログライフさん。17点をオンラインショップに掲載していただき、既にsoldoutです。有難いとしか言いようがなく、つくる気持ちもいちだんと引き締まりました。

よかったらイアンによる素敵な写真だけでもご覧ください。

 

犬のトレーニング

別件が佳境?で落ち着かないので今日はブログを書く。

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犬を飼い始めて2ヶ月と少し、4kgほどだった犬は9kgを超えた。ただいま生後5ヶ月ちょい。当初10kgちょっとではないかと予想された成犬時体重は、15kg程度に上方修正された。お風呂には2回入れた、耳掃除も嫌がらないし、爪も足裏の毛もなんとか切れるようになった。少し前、雪をばくばく食べてお腹を下した以外はとても元気に過ごしている。

犬と暮らす。犬は3歳児くらいの知能は持っている(もっと賢い子もいるがざっくりで)、人間の3歳で思い出すと、大抵のことはわかるが先読みだったり、物事の裏側(物理的な意味で)を理解できるかできないかギリギリくらいな感じだったような気がする。そんなこんなで家の中に3歳児がいると思って、危ないものは片付け、わかりにくいことは避け、だんだんとお互いを理解して来たと思う。

↑ 犬が家に来る前に眺め読んでいた本。

オスで、短毛で黒いのでラブラドールの子?と十中八九聞かれるが、アメリカンコッカースパニエルのミックス、陽気で人間でも犬でも誰とでも遊ぼうとする。獣医さん曰く、優しい犬だそうです。家にいるときは陽だまりかソファーの上が定位置。人間の食事時はテーブルの下、暖かな午後は人の近くに寝転んでいます。目下、寝ている時以外はほぼ何かを噛んでいる、いたずらをしようと企む子犬です。

↓ 犬が来てから、ちょっとずつ読んでとてもよかった本。犬と暮らすイメージができた。が、基本のトレーニングができてから読む本なので、初歩のトレーニング本を探し中。

 本ばかりなのは、ここが田舎だからです。家に来た時にはNPOファミーユ 名古屋の動物愛護団体で、預かりさん時代に犬のしつけ、社会化、犬の幼稚園はプーチーズ|愛知県名古屋市でトレーニングしてもらい、既におすわり、伏せはできるようになっていました。そこから、我が家なりのルールはそれなりに覚えてきたのです。が、犬の社会性を育てるには犬同士も大事と、家から通える範囲で探しても2件ほど、それもコロナ禍で休止していたり、晴天の日だけ開催だったりで未だトレーニングには行けていません。

日常生活でそこまで困ることは無いのですが、プーチーズさんが家の近くだったらなぁと、この時ばかりは都会を羨ましく思います。

羨んでばかりいても仕方ないので、最初に教えたいこと、呼び戻しをトレーニングをすることに。我が家の家族構成は夫(中年男性)私(中年女性)子供(女児)。声が全く違う、犬は高音域にとても敏感なので、子供の声にはよくも悪くも反応するが、夫の声には??な反応の時も多々ある。
声よりも、我々の所作で理解している節も多い。だんだん慣れて来たとはいえ、呼び戻しは緊急事態に備えてのトレーニングなので、所作の届かないとこでも有効なコマンドにしたいし、声が違うのは難易度が高い。と、いうことで、クリッカーを使ってみることにした。

で、又も本です。もちろん、今時youtobeなどで色々な動画が上がっているので、それらも見ていますが、いかんせん日々に追われて時間がないので、ざっと目次を読んで斜め読みして把握、今必要な情報を熟読、わからないところだけを再読と、短時間で把握するにはやっぱり紙媒体の本だなぁと思ってしまうのは世代?

という感じで、犬関係のオススメ本があったら教えて欲しい、今日この頃です。

生姜仕事2020

生姜をやっと全部収穫した。遅くとも11月中には収穫すべきだったが、どうしても先に終えたい事があり、霜が降る前なら土の中でなんとかなると放置していた。結果、やはり新生姜はすこし傷んで、フレッシュさが感じられない出来栄え。去年はいまいちの収穫だったので、今年は欲を出して種生姜をいつもの倍の2kgも植えた。10月末から使ったりして4分の3程、6.5kgの収穫だった。

f:id:kane_hen:20201211175844j:plain娘と作ったジンジャークッキー

ということで、今シーズンは

1、生姜のすりおろしをラップに挟んで冷凍→適当に割ってジップロックで保存。

2、生姜の千切りを1と同じ。

3、酢生姜1kg (常温保存)少量の塩と酢ほぼ100パーセントで薄切りの生姜を漬ける。(あまり甘く無い酢の物、煮物に使う)スライスを1〜2分茹で汁は捨て、酢に漬ける。

4、生姜の甘酢漬け500g 少量の塩としっかりのきび砂糖で薄切りの生姜を漬ける。(いわゆるガリ)参考)白ごはん.com https://www.sirogohan.com/recipe/gari/

5、生姜の砂糖漬け2.5kg (常温保存)いわゆる飴市とかで見るお菓子。皮を剥いた生姜を5mmほどにスライス(私は繊維を残す方向でやった)し、同量の砂糖をまぶし置いておく1時間〜半日程度おくと水分が出るのでそれは別にして、ざっと水分を除いた生姜にさらに砂糖を元の重量の3分の1程を入れて、混ぜながら煮詰める。飴色になってから木べらが重くなるがそのまま混ぜているとサラサラと砂糖が乾いて出来上がり。カリカリにするにはオーブンか薪ストーブの上などの低温でさらに乾かす必要があるが、そのまま食べたり、紅茶などに入れるなら少し柔らかいままで良いと思う。

砂糖を入れて溶けたところ→煮詰めていくと砂糖が粉状になる。理科っぽい不思議。ちょうど良い大きさの鍋がなくてテフロンの鍋で作ったけど、これは純銅鍋でやる仕事な気がした。テフロン痛むし、錫も引かない方が良さそう。いつか自分用につくれるだろうか。。

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 写真は2mm以下の薄切り。折れたりするので以降5mmスライスに変更した。その方が飴市のアレになる。

今年はじめて作ってみたが、量が5分の1くらいになって常温で保存できるから、たくさんつくってみた。色々なレシピを見たけど、茹で汁を捨てて辛味を調節というのはなんだか本末転倒な気がして、しっかり辛く、かつシロップも取れるこのレシピにたどり着いた。さて評判はどうでしょう。

6、生姜シロップ 上記の生姜の砂糖漬けの副産物。そのままだと多分発酵してしまうので、アクを取りながら煮詰めて、消毒した瓶煮詰めて完成。これも冷暗所であれば常温保存できそう。

7、ジンジャークッキー(なかしましほさんのレシピ)クリスマス前はとりあえず作る。

今年は量が多すぎて1日で全部は終えることができなかったが、これでたぶん1年持つ。来年は種芋は少し減らそう、大変だから。

10才

子供が10歳になりました。親業も10年あっという間だったなぁとびっくりします。比べてみたら、足がもう私より大きかった!背を抜かれるのはもう少し先だと思いますが、この足の大きさは犬だったら大きくなるぞーというしるし、人間もそうなのでしょうか。

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誕生ケーキ、数日前にガトーショコラをホールで頂いていたので要らないかと思いきや、それとこれは別だそうで、ありものでつくりました。ちょうど忙しい時期だったので、前日に私はスポンジだけ焼いて、仕上げを夫と娘に任せてみました。例年はいちごが乗るのですが、近所のスーパーでなぜか入荷が無く、しかたなくキウイと白桃の缶詰でトッピングになりましたが、それなりに美味しかったです。

f:id:kane_hen:20201126083335j:plain黒い犬

暖かくて喜んでいた秋もどうやら終わり、朝の散歩は霜に覆われた草原です。寒くないはずはないのですが、犬は元気です。

f:id:kane_hen:20201126110534j:plain黒いモビール

ずっとやろうやろうと言って、なかなか手が出なかった黒いモビール。やっと本腰で取り組み始めました。黒と言っても塗装では無く、真鍮自体の色を黒く変色させる黒染めというやつで、ほんのり色味が茶色がかったグレーですが、蜜蝋でコーティングすると鴉の濡れ羽のようなツヤッとしっとりした色合いになりました。

名古屋のアナログライフさんに数点納めた後、1月末の東京での展示では卓上含めて黒も真鍮も色々お見せできればと思っています。