kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

いろいろ

ここのところ、やりたい事や考えたい事、つくりたいモノや、会いたい人、聴きたい音楽が山ほどあって、気持ちばかりが焦る、ザ・師走。とりあえず、その中からいくつか報告とメモ。

ご近所中津川市阿木のcafe500という土日月だけ開いているコーヒー屋さんにkanehenのコーヒーメジャーを置いてもらう事にしました。この週末に託して来たので、たぶんそのうち並ぶと思います。ちゃんと並んだら写真を撮って、お知らせもします、とりあえずはコーヒーが美味しいです。

レギュラーコーヒーを飲むようになったのは、たぶん宇都宮時代にCAFE SHOZOに連れて行って貰ってからだと思う。はじめてコーヒー美味しいと思って、家でもレギュラーを飲むようになった。居心地が良いということはこういうことなんだなと、教えてくれたお店でもある。ものすごく遠いし、もう行く事はなかなか無いとは思う。cafe500はSHOZOみたいに観光地化はしないで、ひっそりと美味しいコーヒーが飲めると嬉しい。

4年(?)越しの片付けをしてやっと本を棚に収めた。一時期、出たら買っていた工芸関係の本。すっかり疎くなっていたのでアマゾンなどで検索していろいろ買って読んでみる。

美術史の余白に―工芸・アルス・現代美術

美術史の余白に―工芸・アルス・現代美術

工芸のシンポジウムがあったのかな、その記録本。クラフトの語源から解説する金子賢治さんの文章がとりあえず面白かった。へー。あとは北澤憲昭さんが、シンポジウムの反省みたいなことを前書きで書いてあるのもへー。あと鍛金大先輩の橋本真之さんの文章・・・・は気合いが必要なのでまだ読んでません。

そして、これも読みたいなと思ったけれど、ちょっと高いなーと、躊躇しつつ、いろいろ検索していったら、東京国立近代美術館のサイトの研究報告に著者のPDFが結構あったので保存した。読むのはもう少し先になりそう。

追記:近代美術館の紀要がさかのぼってPDFで読めます。リンク→http://www.momat.go.jp/ge/research/#section1-3

15年くらい前は勤めていて、ある意味時間もお金も死なない程度にはあったのでいろいろ本を探して読んだけれど、こういった工芸も含めて美術の近代史のようなのは北澤憲昭さんの本くらいしか無かったと思う。前にもちょこっと別の事で書いたけれど、(あれ?フェイスブックだったかも)アートと工芸、クラフト、の距離感がこの10年くらいでものすごく変化して来ているからだろうか、いろいろな本が出ていてびっくりした。

学生時代にはもやもやと漠然と、15年くらい前にものすごく思った、「なにがどうしてこうなった工芸!!」という気持ちの行きどころの無い感じ、この辺りを読み終われば少しは解るようになるのかもな。