いろいろあったので、あちこち一人で出かけてきた。
まずは、一度行ってみたいと思いつつ、数年が過ぎていた愛知県西尾市のアートギャラリーサイツさんへ。雲ひとつない晴天で、きらきら光る海を横目に、潮風で素敵な銀色に経年変化した木のスタイリッシュな建物。ギャラリー自体は小さいけれど、借景含めて来て良かったと思わせる場所でした。
2Fはカフェで海を一望できます。
すぐ下の護岸から撮った海。
そして、そこから大先輩の山本一樹さんの退官展を拝見しに、静岡文化芸術大学へ。市街地のこれぞ大学!という感じの素敵な校舎。会場で変わらない一樹さんと奥様にお会いできて良かったです。
そして、1時間ほど移動して、登呂遺跡公園内の芹沢銈介美術館へ。美術館の建物も内装も面白く、年表を眺めつつ民芸のカルチャーはお金持ちのおじさんたちがつくりあげたんだね、とか、染色はいろいろ使い勝手良いなぁと思ったり、外では稲刈り体験している人たちがいたり、スズメが大群で稲をついばんでいたり。
公園内のたくさんの登呂遺跡の復元の建物が面白かった、子供と来たらもっと楽しめただろう。それから、近くの移築された芹沢銈介の家も公開されていた。照明がとても素敵だった。
そして富士山を目指して静岡県を縦断?して三島へ、今回の旅のきっかけ、2020年に二人展をさせていただいたギャラリー、三島のchigiriさんへの初訪問です。やっと伺うことができました。ちょうど日が暮れてしまったので写真は無し。少し先になりそうですが、次のお話も相談してゆけたらと。
chigiriさんはちょうどF/style展の最終日で、中に曽田耕さんとF/styleの2018年展示の時の本があって求める。kanehenを始める前に、耕くんの工房に行った時のことなどを思い出しつつ、もう20年以上前の話でいろいろ懐かしいことやこれからのことを考える。
で、長い1日の終わりに箱根湯本に到着。久々の長距離運転&おでかけでクタクタ、温泉が沁みました。翌日はオススメしてもらった小田原の江の浦観測所にまず向かう。道の途中でみかん狩りの旗をみつけて、飛び込みで一人早朝みかん食べ放題とみかん狩りをして、朝からもう満足。
江の浦観測所、予備知識ゼロでみたところ、都会のマダムやムッシュな方々の、品のいい方のテーマパークかな?と思いました。アップダウンある敷地内をのんびり散策、インスタでハッシュタグつけてみると写真好きな人の撮影スポットにもなっている模様。ガラスの舞台が光ってました。
麦焼処麦踏で買ったパンをかじりながら、今回の旅のメインイベント(?)ポーラ美術館「ロニ・ホーン」展へ向かいました。感想としては、平日の午後なのだけど、紅葉の箱根を舐めてたな、という感じでなかなかの人出。ガラスの作品はガラスが素敵でした、それ以外にも大きなコラージュもとても良かった。
そして、山梨のevameva-yamanashiに行って、カフェで美味しいコーヒーなどをいただき、日が暮れて、写真はここでおしまい。
素敵な場所で、美味しかった。
で、長野県に入り、加倉井さんのガラス工房、Scratch & Noise に寄らせてもらうも、真っ暗で道が皆目わからず、河原の道を車で走って、藪の中に車を止めて、レギンスにものすごい数の草の種をつけて到着。そそくさと退散し、富士見のスーパーでりんご詰め放題して家に帰りました。
帰ってきて、富士山の周りをぐるっと半周くらいして道すがら視界に入るその神々しさに畏怖の念を改めて感じつつ、三ヶ日と蒲郡は県が違うけどどちらも近くてみかんが美味しいとか、静岡が長すぎるとか、犬の散歩をしながら、用水をみては「ロニ・ホーン:水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる? 」を思い出しつつ今日は片付け。