kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

ARTNAGOYAとRyoutaShiibasi

少し前だけれど、名古屋へ行ってきた。ARTNAGOYAというアートフェアに知り合いが出る、本人も10年以上会っていないし、作品を拝見する貴重な機会だし、近いし、行ってきた。

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“2011年から始まった名古屋随一のラグジュアリーホテルでのアートフェア「ART NAGOYA」は、2021年から会場を名古屋地下鉄伏見駅近くの「名古屋観光ホテル」へ移して開催します。今まで同様に、ホテルの上質なホスピタリティ、ご協賛いただいていますラグジュアリーパートナーの持つ世界が、アート文化の裾野を広げていきます。”(ART NAGOYA 2022

へー、と思って行ってきた。17のアートギャラリーさんが作品を持って名古屋に来ました。ということで、入場料1000円。17の出展のうち、地元名古屋6:東京9:その他2。名古屋という土地柄か、絵画以外にも陶芸とかもポツポツ。立体に関しては単純にクオリティが謎な気がした。

1日目はクローズで、2日、3日目は一般向けということで考えても、客層は多少上品な若い普通の人たちで、ギャラリストの方々もだいぶリラックスして全体的な雰囲気はもうクラフトとか工芸とかそういうのと何が違うの?という感じ。まぁ、おんなじ人だからね、当たり前だけど。

とはいえ、久々にいっぺんにたくさんの作品を見てお腹いっぱい。結局私の目に止まるのは自然をモチーフにしたものが多く、中でもペールトーンで描かれた森(?)の絵葉書大の高松明日香さんのドローイングを持ち帰った。工房に飾れたらと思う。

f:id:kane_hen:20220221095303j:plain椎橋さんの本

その晩、ARTNAGOYAに出展していた椎橋良太さんが家に来る。(会場写真、痛恨の撮り忘れ)コロナ禍なので厳戒態勢で、せっかく家に来たけど土間の反対側の客間で孤食。椎橋さんは宇都宮の美大で助手していた時の学生さんで、当時彫刻をやっていたけど、今は平面作品。出展していた作品も良かった。相変わらず背が大きい。
彼は2期生で、私は1期生と一緒に大学を辞めたから、20年ほど昔の話になる。20年前の2002年に私のはじめての個展を宇都宮のギャラリーインザブルーでやったのだけど、制作したアルミの2mの船を溶接する時に、長身の彼をスカウトして手伝ってもらったのも懐かしい。

f:id:kane_hen:20220221104609j:plain水の入っているコレをつくった。

(話は別だけど、上記の展示の写真を持ってる人がいたらください、ちょっと前にデータが飛んで全景がほとんど手元に残ってないので)

 

翌日は家族と椎橋さんで近所の苗木城址へ散策。

f:id:kane_hen:20220213084816j:plain苗木城址

f:id:kane_hen:20220213092032j:plain娘と椎橋さん

その後、工房でちょっと作業を手伝ってもらったり、昔話やら、これからの話やら、娘とのゲームに付き合ってくれてありがとう。話は尽きないけれど、名残を惜しんで横浜へ帰っていった。またどこかで。