今年は、クラフトフェアまつもとに家族で行ってきた。2018年と2017年は1人で行った。家族で行ったのは確か子供が3歳くらいの時で10年くらい前だと思うので、子供は全く覚えていない。なんだかそれはすごく勿体無い様な気がして、中3になった子供にフェアを見せたくて、日帰りで行ってきた。
朝、8時前からあがたの森をウロウロと子を連れて顔見知りの人たちに挨拶しながらぐるぐる。石の伊藤さんに、フェルトの浦田さんに染織の小河さん、木工の小田さん、大御所スタッフの大島さんと倉沢さん、そして柏木圭さんのブースも拝見。一昨年?2人展でご一緒したふじい製作所さん、木工の花塚さんと寺沢くん、同級生の平島くん、鍛金の柴田望さん、陶と絵の金井さん、ガラスの前田さん、竹の飯島さん、などなど、たくさんの知り合いに会えて、プチ同窓会。
だんだんと人が多くなってとりあえず、目当てのパン屋の列に並んだ。今は10時からの販売のルールがあるのだそうで、ぞれぞれに作家のところに列ができている。良いルールだと思う。雨がポツポツ降っていたけれど、ほとんど傘もささずに過ごせた。さすがまつもと。
主に金工ばかりみていたのだけど、展示は綺麗で仕事も丁寧でそれぞれにつくってるもののバリエーションも豊富で、すごいなーと、感心しきりでした。昼ごはんはゆっくり座りたかったので、子の要望もありイオンの中でランチ。その後、まちなかへ移動して、中町でグレンノート、ようさん、工藝マエストロを見て、クラフトスクエアや信毎ビルなど。こちらもフェア同様に作り手の展示があって、ぐるぐると、名古屋の千葉工作所さんにも久々会ったり。
そして、開運堂でソフトクリームを食べた。真味糖をお土産にと、レジで並んでいたらとなりがライターの一田さん(だと思う)で、ちょっとわーって心の中で思う。(私がkanehenで初めて紙面になったのが一田さんが下諏訪のすみれ洋裁店を掲載した時なので)灰月では金工の大桃さんの展示も拝見。
そして、今度は10cmのある六九ストリートの方へ移動。帰ってきてから確認すると全部を見れていなかったみたいだけど、三谷さんには子と挨拶できたし、竹俣さんには会って本も買えたし、柏木さんの追悼展示その1も見れて、本当に久々に千絵さんにも会えて良かった。だいぶこの時点で情報が多すぎてお腹いっぱい。なのでのんびり最後に去年?できたという松本市博物館に行って(飯島さんチケットありがとう)展示を拝見。
夫氏は博物館の展示をじーっくり見て、子は待合の階段で熟睡。私は人酔いしたので裏の方でぼーっとしてました。で、最後と思っていたのだけど、柏木さんの展示その2が旧:tadokorogato、現:本・中川であるということで、夫と子は別行動で行ってみた。塚田さんに声かけられてわ〜っとなったり。展示拝見、柏木さんはほんとにやさしくてカッコいい、蒔田加代さんの追悼コメントに胸がギューっと熱くなる。
フェア当日にお葬式なんて、本当に加代さんらしいよね、と久々に会った人たちと声を掛け合った。ちょうど20年前くらい、まだまつもとクラフト協会がNPOでもなんでもなくて、クラフトフェアが一匹狼たちの年に一度のお祭りだった頃、縁の下の力持ちとしてなんとか回していた1人が加代さんだったんだと思う。とってもたくさんお世話になったのに、何も返せてないな。でも、精一杯の感謝を忘れずにいたいと思います。
思い出が多すぎて、帰ってからもしばらくいろいろな余韻に浸りつつ、でも日常は回っていって、ちょっとした混乱。年をとる醍醐味なのかなんなのかな。もうちょっと、いろいろ思い出したりしつつも、日に日に育つ野菜を収穫したり、草を刈ったり、金属を叩いたりしています。
今回のお買い物メモ
灰月で濱田窯の小皿3枚(左上)、ようさん工房の「ライフとスパイス展」で夫氏が気に入った陶房七草さんのオコジョの豆皿(右上)、一番手前はふじい製作所の美奈子さんの乾漆の小さなオーバルトレイ。
そして、竹俣さんの本「つかえないスプーン」本の存在がカッコいい。
あと食べ物系は、月日堂さんで両手に抱えるほどのパン、開運堂で真味糖の大島、山屋御飴所で飴いろいろ。あと、本・中川さんで何か持ち帰りたいなぁと思って、柏木圭さんがFBでいつも美味しそうな粉物をつくっていたのを思い出し、ウー・ウェン著の100gでつくる北京小麦粉料理の本。葱花餅つくってみたい。