kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

青い部屋

いつもモビールを撮影しているのはモビールのために天井も壁も白くしてある部屋で、大概組み上がった順に吊るしっぱなしにしてある。10個くらいできると吊るせる場所が無くなるので、部屋の枠(?)にも一時的に吊るしているのだけど、なんとなく光が綺麗だった写真。

寝室の壁も白なのだけど、天井は濃紺。天井の青が白い壁に反射してグラデーションとなり、意外に真鍮の黄色と相性がいい。

f:id:kane_hen:20200531150052j:plain

モビールは真鍮の黄色から黄土色のような色味なので、木製の壁(シナベニヤや木目の板)などだと色が際立たないのであまり向かない。(それについてはモビールの色を変えるという方法も模索中ですが)

モビールには青みのある部屋もおすすめですよ、というつぶやきです。

 

休校ライフ

f:id:kane_hen:20200512102909j:plain

あっという間に初夏の陽気になりました。3ヶ月続いた子供の臨時休校、来週から分散登校がはじまり、6月中ばからは平常登校に戻る様子です。突然始まった休校でしたが、いろいろあったなーと、振り返ってみたりして。

f:id:kane_hen:20200419122453j:plainf:id:kane_hen:20200502120034j:plain

去年リフォームついでの増築したウッドデッキで、家の裏で取れたたらの芽やこんてつ など、山菜の天ぷらをやスペアリブBBQもやりましたね。

f:id:kane_hen:20200508090030j:plainf:id:kane_hen:20200511144840j:plain

家の前の山で毎年採れるわらび。今年も堪能させていただきました。一部はいただいたタケノコなどと瓶詰めにしたりして保存食に。

f:id:kane_hen:20200514124302j:plain

娘とカフェランチ!とか言いながら、晴れた日はデッキでご飯食べました。家の中じゃ無いというだけで、なんとなく気分が晴れたものです。3月頭はまだ寒かったけど、だんだんと暖かくなり、もう日差しを避けるまでに季節は変わりました。新芽もまばらだったのが嘘のよう、木々が日に日に葉を茂らせる美しいさまを今年は堪能させていただきました。

f:id:kane_hen:20200428093538j:plainf:id:kane_hen:20200516094130j:plainf:id:kane_hen:20200521180032j:plain

遠くにケーキを買いにゆくのもはばかられるような日々でしたので、だいぶ色々つくったような気がします。上の画像は桃缶でつくったカスタードタルト。バナナケーキも何度もつくってます、もうちょっとバナナを潰すべきだったかも。最後は先週祖母宅で取れた最後のいちごケーキ。

子供は夏休みが1週間ほどに短縮されるそうです。夫はカレンダー通りなので、まぁ子供も大人も同じといえばそういう事なのかも。習い事も通学時間も無しで子はすっかり体が鈍ってしまっているので、今年は無理をせず健康第一で、あとはなんとか平和に過ごせれば良いくらいの腹づもりでいきたいものです。

かねへんとしては、ある意味、ギリギリの日程になりましたが、あれもこれも楽しんでつくっています。つくらない日々も、つくることにつながっていて不思議と大事なのです。

コラボする

f:id:kane_hen:20200513140527j:plain

あれもこれもと言いながら、まだできてないのもあるのだけど、とりあえず手を動かさねばの3日目でやっと1点。他も、あれやこれや試してなんとか目星がついたところで、着地はまだもう少し先だけども。

今回はさこうゆうこさんとの2人展で、コラボしようよと自分から言いだして、思わぬところのアドバイスもあり、ワクワクしながらつくっています。異素材すごいぞ、すごいぞガラス。エアリーでスペイシー?まぁ、よくわからないけど、キラキラして綺麗です、お楽しみに。

 

山から山へ

f:id:kane_hen:20200425143316j:plain

GWの少し前、すごく天気の良い日に、打ち合わせで岐阜県のやや真ん中辺りの山の中へ。新緑と山桜の入り混じったドライブも楽しかった。

帰ってきて、しばし放心とともにGWにばたばたと突入し、5月31日までの休校の決定のお知らせが。いや、心積りはできていたはずなのだけど、まだまだ家の中の住み分けが終わっていなかった。そうこうしているうちに暖かくなり、外屋の工房で仕事をはじめたら、あっという間に暑いくらいの日が続いている。

そして本日、全国的に5月31日までの緊急事態宣言となりました。

たらの芽はとうに終わり、コンテツもおおよそ開き切った、蕨はピークで、そろそろ蕗を収穫してもいいかも。よもぎが大きくなる前に一度はよもぎ餅をつくらねば。梅は小さな実が膨らみ始め、パクチーは花が咲きそう、絹さやももうすこしで収穫時期、ジャガイモの芽が次々ときっている。季節は巡って、手を入れればその分答えてくれる、そんな植物の営みを見習いたい。

混乱からの回復

2月末の臨時休校から、ずっと混乱し続けていたような気がする。よくわからない新型コロナウィルスが突然日々の生活を変えてしまった。安倍首相のあの突然の臨時休校要請を、私は一生忘れないだろう。今のところ最悪の判断だったとしか思えない。ストレスでメニエール再発したからね、すぐ治ったけど。

良く考えれば、日々食べて暮らすことには十分に満ち足りているにも関わらず、気持ちがざわざわし、心が重く、もやがかかったように遠くは見渡せない、日々積み重ねたものが崩れてしまうのではないかという不安。

とにかく、この不安に対処しようと、本やSNSやTVやYOUTUBEなどで情報を読み漁り、考え、自分の状況に照らし合わせた。今でも常時観察している専門家のツイッターやサイトの類などもあるが、心の安定の助けになったものをいくつかリンクしておく。

普段、TVの類はほとんど見ないのだけど、NHKは時々興味深い番組をやるので、SNSで話題になった番組などはNHK+で視聴している。(NHK+は、受信料を支払っている人は、放送から1週間の番組が無料で見れます。)

そんなこんなで、ここ数日で一つの区切りをつけることにした。仕方ないのである、とりあえず、最低5月6日まで、もしくは夏休みまで臨時休校だとしても致し方ない、世界は変わった、COVID-19以前とCOVID-19以後は別の世界になるのだろう。変わるとしたら悪いことばかりでなく、良く変わる部分もあるはずだ。

 その後の世界に思いを馳せながら、今、何が必要なのかを現実的に考えよう。前提として、我が家はサラリーマンの夫とフリーランスで自宅で仕事をする金工家の妻、小学生の子の3人家族である。今回の新型コロナウィルスに関係して、私の通常の状態に加えて以下3点が追加された。

  1. できるだけ人との接触を減らし、感染リスクを下げる努力を行うこと。
  2. いつ、感染したとしても家から出ずにある程度の期間、家族間で看病をすることができる用意をする。(発熱時のおかゆなどの食料、飲料の用意、子供でも自力で飲食ができるレベルを1週間分以上、常時用意する)
  3. 日本政府が何をするのか注視し、県、市など地域の情報を常時確認、疑問を持ったら調べ、問題と感じたら声を上げる。

この3点が最優先の維持すべき点で、上記1.を維持するために工夫が必要となる。

  • 子供が学校に行けないことについて、勉強、楽しみ、親以外との関わりの無さ、運動不足。
  • 夫は時々自宅勤務が発生するので、仕事空間の維持。
  • 私は普段からほぼ引きこもりなので変わらないが、子供へのフォローが大幅に時間的にも内容的にも必要になり、又食品のローリングストックの管理が増えた。子供がいる空間で、仕事がほとんどできない。

こうやって書き出すと、夫はあまり変わってない気もするが、土日は家事と子供の担当を全面的にやることになり、私は土日を自分の裁量で使えるという事になっている。何が大変かと言えば、子供が大変なのだ。小学校が無い!もちろんいろいろな子供がいるとは思うが、我が家の場合とにもかくにも学校があったほうが格段に親子共々有り難かったと、休校になって改めて痛感した。そんな我が家で導入したもろもろを書いておく。

これに加えて、学校から宿題のプリントが出るので、それも含めて、午前中は学校とほぼ同じ時間割でプリントなどを消化しつつ子供だけで勉強し(教科は前日親と確認する)、昼は家事を少し手伝い、午後は基本自由時間にしている。

2月末から、試行錯誤し続けて4月になって、やっと安定して家で過ごせるようになって来た。子供の個性もあるとは思うが、勉強が既に好きで無いのでトライ&エラーの繰り返しは大変だった。午前中を予定通り進めることができると、漫画の続きが読めたり、ゲームの制限時間が増える、というお楽しみも設けた。

私は暖かくなってきたので、家庭菜園にいつもより精を出している。茶色だった庭に花が増えると本当に嬉しい。植物は手をかけた分ちゃんと育つ。草をむしれば庭が綺麗になりスッキリする。いろいろ植えたり種まきもしたが、それらが畑で収穫ができるのはもう少し先で、冬越ししたニラと董立ちしはじめたパクチーばかり食べている。

晴れた日は子供と庭で鳥の声を聞きながらランチがいい気分転換になる。何も変わらない毎日だけど、季節は変わる、同じ日は無い、せっかくなので今年はいつもより家の周りを楽しもうと思う。

そんなわけで、この2ヶ月ほど、ほとんど仕事はしていなかった。毎日子と怒ったり泣いたりして、混乱してそれどころではなかったのが正直なところだ。でも、それもどうやら乗り越えて、徐々に仕事もしてゆこうと思う。

私の仕事はつくることで、つくること、手を動かすこと自体が祈りであると同時に、そのつくられたモノを通して、祈っている。みなさん、ご健康で。

自己免疫疾患の謎

「自己免疫疾患の謎」 http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3367 アニータ・コース 著,中村冬美、羽根由 訳 青土社 

著者はイギリス出身のインド人で医者の家系、母親を関節リュウマチで亡くし、パートナーの出身地ノルウェーで医師として働きながら、関節リュウマチの研究をし、治験を重ね、大きな成果を発表した。その成果を元に日本の製薬会社アステラス製薬での関節リュウマチの新薬が2019年に発売された。

本の中の話は最近の話で、著者は私よりずっと若く、現在も免疫システムと性ホルモンに関する研究を続けてる。

私はリュウマチが自己免疫疾患なのは知っていたが、命を奪うほどの重篤な症状が出ることは知らなかった。自己免疫疾患が、いかに一人一人の症状として差があると言うことを本書で知った。私の持病、バセドウ病も自己免疫疾患なので、とても興味深く読んだ。

バセドウ病になって思うのは、なぜこの病気になったのか、と言うこと。遺伝因子、環境因子、ストレス、などなどどれも単独の因子では無いと思うけれど、病気が体からのサインだとすればそれを正確に受け取って、変えることでしか寛解バセドウは治ると言わず、無症状を維持できる=寛解と言う)に向かって行けないのでは無いかと思う。

世間を騒がせている新型コロナにも通じる話だけれど、高齢者は免疫システムが弱くなるのでウィルスにかかりやすく、重症化しやすい。そして、実はインフルエンザワクチンの摂取はここ数年していなかったのだけど、ワクチンは免疫システムの貯金なのだという説明も本書を読むとより深く納得できた。来年からは受けても良いかもしれない。

こうして、真摯に病に向き合う研究者、医師の方々のおかげで治る病気が増え、その恩恵を受けることができる。象牙の塔やガラスの天井、ざまざまな垣根を取り払い、事後の検証が今後の社会に還元されるべきだ。多くの人が健康でいられますように、と、今は祈るばかり。

臨時休校とか

あっという間に2月が終わり、3月そして臨時休校が始まった。2月は半分風邪を引いていたし、どちらにしても寒いので、冬の間は割と家にこもりがち。コビッド19だとかもさして関係なく、買い物くらいでどこにも行かないのは普段通りの事。それでもこのシーズンやっと山に雪が降ったので数回スキーに行ってきた。

f:id:kane_hen:20200305134953j:plain

木曽福島スキー場から見える御嶽山、だと思う。昨シーズンも3回しか行かなかったし、久しぶりすぎるのと、普段の運動不足が祟って少し滑ると足が笑う。全然ダメで子供に技術的にも体力的にもすっかり追い越された。でも、気持ちよかったのでまたゆきたい。

そして、展示が決まりました。7月11日〜18日、静岡県三島市のchigiriさんで、さこうゆうこさんとの2人展です。初夏のガラスと金属の2人展になります。なんと岐阜県同士ということで、なんだか楽しみです。春よこい。