kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

岐阜県内めぐり

未だコロナ禍である。2日前に岐阜県も「第二波非常事態」が宣言され、県外の往来(特に名古屋)を自粛とのことで、久々の晴天の土曜日午前は盛大に家仕事を済ませて、午後から一人で県内ドライブ。

まずは、美濃太田https://crossing.gallery/「アラーナ・ウィルソン 惑星、慈愛、そして絶間ない流れ」展を拝見。じりじりとした日差しから逃れるように入ると、ギャラリーの中は静かにさざ波。土と炎と向き合う品々を見てなんとなくルーシー・リーを思い出しつつも、陶磁器は専門外なのでその方向から見るとどう見えるのかなと思ったり。

近況報告しながらも、お互い変化を要されたことがらがあっても、変わらず淡々と過ごせているようでひと心地。こうしてつくること、つくるものをつたえること、愛でることを受け入れていられることに安堵と強さを感る。できることを日々重ねるしかない。

2つ目は多治見に戻ってギャルリももぐさの常設展。一つとても気になる器があってかなり悩んだのだけど、我が家の食器棚にそれが収まる姿が想像できなくて諦めた。まだまだ暮らし達人への道は遠い。(要は片付けができてないだけですが)

美味しいらしいと聞いた、ヴィーガンアイスクリームを食す。教えてもらわなかったら自分ではしないセレクトだったと思うけど、食べてよかった、美味しかった。しかし、カトラリーは難しい。

で、そこからオリベストリートへ移動して、新町ビルhttps://www.shinmachi-bldg.com/にはじめて行った。古いビルの雰囲気を残したつくり。1Fがイベント用、2Fと4Fが器と服などで2Fはともかく、4Fはみっちりすぎて物が見えてこない。ディスプレイはもうすこしちゃんとしたほうが良いと思う、バックヤードが無いのかな?そのせいで店のコンセプトが見えてこない気がした、ただおしゃれなものを並べてもおしゃれな店にはならないみたいな。勝手な感想。

そして、昨日子供の茶碗にヒビが入ったので、茶碗探し。別に作家ものとかでなくても良い雰囲気の物があれば、、、と、オリベストリートをぐるぐる。うちの子は今水色が好きで、いわゆる織部の緑色は渋すぎる。で、ぐるぐるぐるぐるして、結局掻き落とし柄の飴釉の織部と関係なさそうな器を買って帰る。

2000円の値段がついていた器だが、1200円で買えた。どうも多治見市?が助成金を出して、購入補助をしていたらしく、2000円以上の品は800円引きなのだそうだ。店主曰く今日からはじまったサービス(?)だとか。「助成金が無くなり次第終わるから、良い時に買いに来たよ」と言われた。コロナ禍いろいろ、いろんなところで頑張っている。