kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

こつこつ

ここから3月頭まで、どうしてもその時しなくてはいけないもの以外は放置する。そして、ここ数日の寒波で工房が寒すぎるので、朝は居間でモビールをつくり、日が当たり始めたら工房へ行ってこつこつ作業にする。今が一番寒い時期だけども、だいぶ明るい時間が長くなってきた。
chickenattack 鶏攻撃の術

2日ほど前から、頭の中をぐるぐる回っているのは内緒である。それにしても、PPAPの時は速攻で鼻歌を歌っていた娘だが、さずがにこれは歌えない、真似できない。というか、私も無理だ、さすがだ。ヨーデルちょっと習いたいくらいだ、、、それは嘘です。

ベルトサンダー

ベルトサンダーの研磨ベルトを久々に買った。10本入りだったので前に買ったのはいつのことだったか。。。同じものを買ったつもりだったのだけど、違った。前回は日立の純正、今回はFUJI STAR(三共理化学) というやつ。ペーパー自体は同じ印字があるので削れ具合の品質は多分同じだけど、つなぎ目が違った。

 日立製 重なっているけど、つなぎ目に研磨粒がない分厚みは同じ。
 FUJI STAR 裏にテープで補強してある。

 FUJI STAR テープの段差でガタガタして直角の平面出しが怖い。

使ってみると、FUJI STARはつなぎ目が段差があって、平面出しには、私は使えない。がっかり。平面以外に使うようにしよう。そして、日立に聞いてみたら、日立純正で買えば、段差はないとのこと。はぁぁ、値段はほとんど変わらないのに(ちょっと日立が高いかも)、残念、買い直します。

以前、他の安い研磨ベルトを使っているところで見たのは、研磨粒がはがれたことがあり、安物は買わないようにしていたのだけど、それなりの値段だったのだけど、なんだかんだ言って、やっぱり純正が一番いいのか。。。

追記:FUJI STARは上記のようにつなぎ目はイマイチだけども、粒度が#600と#800もある。日立純正は#400までしかないので、当てがねとか、曲面系をマッハで直したい時などには重宝するはず。

と、このところ寒いからか、手や手首のあちこちに痛みが出て、弓道も休み、制作もゆるゆるやっている。いろいろまずいが、健康第一。

仕事始め

遅れている日程、とりあえず体が本調子に戻る前はデスクワーク優先で進め、新しい素材などを物色してネットウロウロ。今週に入り、娘の幼稚園再開でやっと仕事始め。

何か新年らしいことを、、、と、ふと目についた角床。購入してざっくり磨いて以来雑な扱いでだいぶ平面でなくなっていたので、磨き始めてみた。80番から1200番まで結局2日かけて耐水ペーパーで磨いてとりあえずはおしまい。工房にそれ以上細かいペーパーが無かった。週末にでも1500と2000番を揃えて、来週にはピカピカにしよう。それにしても久々の作業で両腕が筋肉痛。

この頃のおやつ。抹茶が余っていたのでホワイトチョコと合わせてパウンドケーキ風。アーモンドプードルもあったので入れたら、かなりのどっしりフィナンシェっぽくなった。マグはローソンだかのおまけ?のミッフィー。カフェオレを大量に飲むのでこの大きさがちょうどよく、そしてなぜか作家物だとすぐに割ってしまいがちなのだと言い訳。

そんなこんなで年始にやろうとしていた一つ二つを思い出してはこなしつつ、あれもこれもとやりたい事が山積みでちょっと不安になるが、とにかく目前の事をしっかりやろう!と強く念じる。さて、今晩は大雪の予報、どうなるかな。

年の瀬

例年通りのバタバタで、あっという間に12月も31日になり、相変わらずまだお仕事関係者向けの年賀状をつくっています。


昨日のデスク


今年を振り返ると、一番はやはり産後初の個展。そして、いくつか新たにおつきあいの増えたお店など、かねへん再起動を試みた年です。そして、実際動いてみて、それでも足りないコト、できなかったモノなども多く、反省しきり。

たくさんの方々に助けていただいて、今があると実感しています。多少は解決の糸口がつかみはじめた問題、まだ解決方法のわからない問題もありますが、ギリギリまで足掻いてみようと思っています。

良いお年を。

木+木


定番になるか?のペントレイ2種

これは今日、望雲さんに最後に発送したもの。つくっていて、ふと、当て金を、万力にはさんだ木で削ったものに変え、金槌を木槌に変えて、縁を立ち起こした。

この方法は、以前金沢でロンドンから来たシルバースミスな作家の方のワークショップで見かけた。銀は金属の中でも柔らかいので、木槌と木のあてがねのようなもので結構絞ったりしていた。それを思い出して、ふとやってみたのだった。

まぁ、なましてあるとは言え真鍮は銀よりも硬いので、つくるときに多少力の掛け方が違うけど、出てくる曲線がとても柔らかくて、それはそれで面白かったので、豆皿とペントレイに採用してみた。大判のサイズものにも使える方法なのかはまだわからないけど、木も結構硬いなと、感心したのでした。

鉄+鉄でぴしっとしたエッジ、鉄+木でも打撃跡が残るけれど、木+木は優しい曲線。やっぱりこういう新しいことは、追い込まれないと手が出ない。不思議。