kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

荒らして成形

ちょっと頭を使う別件があったので、昨日は一日ひたすらに材料を荒らし鎚で叩いていました。おおよそ、カット→ベルトサンダーでカット面を研磨→焼き鈍し→荒らし→成形という手順。今日は一部成形にはいりつつも、昨日一日荒らし鎚だった余韻で腕が重いので、軽い作業や、先に出来上がっていたものにサインを入れたりしていました。

 昨日の終盤は定番のコーヒーメジャーの成形。

メモ:以前の大判のトレー、以前なかなか平らが出なくていっそ1.2mmの厚さにしたら?という話も出たのですが、結局そのまま1mmでつくってます。立ち上がりの部分と底の張りの具合で底が出るようです。立ち上がりのエッジでもたもたしているとゆがみが出たり、底を打つのを躊躇しているとたわみが取りきれず、底を打ちすぎてもペコンとたわんでくるので、あんばい良く根気よく調節してゆくしか無いという結果になりました。真鍮や洋白でつくっているので厚くするとその分重くもなるので、当分は毎回緊張しつつつくる事になりそうです。