kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

画像の集積

年末からだろうか、なんとなく、pinterestというのをはじめた。よく解っていないが、ネット上や自分で画像をpin(メモ?)する事が出来る。そして、自分でフォルダのように仕分けする。そして、自分がpinした画像に似通った画像が表示され、気に入ったらまたpinすると、芋ずる式に、どこからともなく気に入った写真集ができあがる、ようなもの。
http://www.pinterest.com/kanehen/
気に入ったら、写真に良いね!と意思表示も出来るし、そのフォルダをフォローしたり、その人自体をフォローしたりする。画像だけの関係で、とりあえず興味のある事を英語にして検索すると日本語圏以外の興味のある画像にたどり着く。なんだか感覚的にとても楽しくて、ちょいちょいと興味のある事柄を集めては眺めて楽しんでいる。今話題?のInstagramも同じような感じなのだろうか?違うのか。

実は今年4月にイギリスで個展の予定で進んでいるけれども、そのきっかけもネットでkanehenの画像を見たかららしい。(もちろん、その後実物を送ったりしての経緯があるけれど)

そして、そのきっかけになったであろう、アナログライフのkanehenの写真はとても素敵なのです。kanehenで画像検索すると出て来る素敵な写真の多くはイアンさんが撮っています。実物を見てもらうことが叶わない場合、その写真から伝わる情報が一番最初のkanehenとの出会いになる。

少し前に、いわゆる家具や椅子などのデザイナーの著作権について、どこでも情報が豊富にあるとどれが元なのか、模倣と習いなのか、と言う風に書いているのを読んで、それは確かにと。。

それはともかく、私はデザインとつくることで作品を成立させているので、デザインだけ真似て同じようにつくっても、同じにならない。(似たようなものは出来ると思うけど)

WWWが無かった頃はそれぞれの業界やメディアが伝えるしか無かった。インターネットが便利になってある程度の事は検索すれば解るようになったけれど、コツが必要だったと思う。近頃のpinterestInstagramなどはとても感覚的で、誰でも使えるみたいだし、ネット黎明期(?)とはまた違うような気がしてきました。どこからでも、関係者やコツを知るひとでなくても、欲しいテイストを求めて、出会う機会がつくれるみたい。

だから、そうして画像から伝わる印象は大事だと思います。定番の品物くらいはきちんと見てもらえるようにしなくては、と思ったりもしています。とは言っても、つくれる数は限られているので、オンラインでも、オフラインでもどちらでもいいような気もします。