kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

乗鞍岳

いつもは家の近くの富士見台高原登山で満足していたのだが、連休はとににかく天気が良いと言うし、夫氏のプランで乗鞍岳に行ってきた。(犬は残念ながら留守番)松本方面にはあんなに通っていたけれど、登山は結局千畳敷カールからの木曽駒ヶ岳に登ったのと、村民登山で御嶽山に行ったきり。あとは入笠山程度の登山暦。

自家用車で下道を2時間半弱、その後バスに乗り換えて乗鞍スカイラインを40分ほど、終点の一つ手前の停車場で降りて、雪渓を横切って登り始める。気温は15℃程でバスから降りた時はひやっと感じだが、日差しを遮る物が何もないので登ってゆくと汗が滲む、体感は結構暑かった。

降りたバス停と夫氏 白く見えるのは雪渓である。スキーやスノボ目当ての人もたくさんいた。

山慣れしている夫氏曰く、初心者を連れてゆくのはこの程度が限界、だそうで、バスを降りて既に標高は2,700mを超えていて、山頂は3,026m、流石に酸素が薄い。気圧の変化も富士見台(1,736m)とは桁違い、山頂でポテトチップスの袋は破裂して、サーモスの水筒は中蓋が開いて溢れてた。

人も結構たくさんいるし、場所によっては岩場で細くなっている危険なところもあり、本来休んでる場合じゃないんだけけれど、ちょっと動くと心臓バクバクで、息を整えつつ景色も眺めつつ登る。なんだかんだで結局2時間予定のところ、2時間半?3時間?だいぶ時間をオーバーして登頂。酸素が薄いとこんなに体が動かないんだなぁと、心肺機能の低下(?)を感じつつ、帰りはバスの終点目指して下山。

バス停の周りはなだらかな砂利道と、山野草を眺め歩ける遊歩道も綺麗に整備しているようで、山に登らず散策だけに来ても十分楽しめる作りになっていました。トイレも手を洗う水もあるし。ヒール履いてデートしている人もいた。あと、本気な自転車の人たちがバスを使わず自転車+登山をしていて登山道をサイクルウエアでもりもり歩いてゆく方達も多数いらっしゃった、元気すぎるわ。
 
バスを待つ間におみくじ引いたり、ソフトクリーム食べたりして、自家用車に乗り換えて硫黄臭い温泉に入って汗を流して帰宅。夫も子供もピンピンしている中、私は中盤から軽く頭痛もして結構しんどかったのだけど、ハイシニアな方々もたくさんいて、自分があの年になっても登れるのかちょっと心配になった。何をどう鍛えれば良いのかよくわからないが、諦めずに山と親しんでゆきたい。それはともかく、やっぱり山は良い。

中学校のジャージで登山した娘。