kanehen

金属をたたいてつくる人 の忘備録です

生姜仕事2020

生姜をやっと全部収穫した。遅くとも11月中には収穫すべきだったが、どうしても先に終えたい事があり、霜が降る前なら土の中でなんとかなると放置していた。結果、やはり新生姜はすこし傷んで、フレッシュさが感じられない出来栄え。去年はいまいちの収穫だったので、今年は欲を出して種生姜をいつもの倍の2kgも植えた。10月末から使ったりして4分の3程、6.5kgの収穫だった。

f:id:kane_hen:20201211175844j:plain娘と作ったジンジャークッキー

ということで、今シーズンは

1、生姜のすりおろしをラップに挟んで冷凍→適当に割ってジップロックで保存。

2、生姜の千切りを1と同じ。

3、酢生姜1kg (常温保存)少量の塩と酢ほぼ100パーセントで薄切りの生姜を漬ける。(あまり甘く無い酢の物、煮物に使う)スライスを1〜2分茹で汁は捨て、酢に漬ける。

4、生姜の甘酢漬け500g 少量の塩としっかりのきび砂糖で薄切りの生姜を漬ける。(いわゆるガリ)参考)白ごはん.com https://www.sirogohan.com/recipe/gari/

5、生姜の砂糖漬け2.5kg (常温保存)いわゆる飴市とかで見るお菓子。皮を剥いた生姜を5mmほどにスライス(私は繊維を残す方向でやった)し、同量の砂糖をまぶし置いておく1時間〜半日程度おくと水分が出るのでそれは別にして、ざっと水分を除いた生姜にさらに砂糖を元の重量の3分の1程を入れて、混ぜながら煮詰める。飴色になってから木べらが重くなるがそのまま混ぜているとサラサラと砂糖が乾いて出来上がり。カリカリにするにはオーブンか薪ストーブの上などの低温でさらに乾かす必要があるが、そのまま食べたり、紅茶などに入れるなら少し柔らかいままで良いと思う。

砂糖を入れて溶けたところ→煮詰めていくと砂糖が粉状になる。理科っぽい不思議。ちょうど良い大きさの鍋がなくてテフロンの鍋で作ったけど、これは純銅鍋でやる仕事な気がした。テフロン痛むし、錫も引かない方が良さそう。いつか自分用につくれるだろうか。。

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 写真は2mm以下の薄切り。折れたりするので以降5mmスライスに変更した。その方が飴市のアレになる。

今年はじめて作ってみたが、量が5分の1くらいになって常温で保存できるから、たくさんつくってみた。色々なレシピを見たけど、茹で汁を捨てて辛味を調節というのはなんだか本末転倒な気がして、しっかり辛く、かつシロップも取れるこのレシピにたどり着いた。さて評判はどうでしょう。

6、生姜シロップ 上記の生姜の砂糖漬けの副産物。そのままだと多分発酵してしまうので、アクを取りながら煮詰めて、消毒した瓶煮詰めて完成。これも冷暗所であれば常温保存できそう。

7、ジンジャークッキー(なかしましほさんのレシピ)クリスマス前はとりあえず作る。

今年は量が多すぎて1日で全部は終えることができなかったが、これでたぶん1年持つ。来年は種芋は少し減らそう、大変だから。